加藤農園
穂木ロウ揚げ
穂木ロウ上げ
穂木ロウ上げ 品種更新のために、接ぎ木という作業を行うのですが、剪定時に切り取った枝(穂木)は、そのままの状態だと乾燥して枯れてしまいます。 そこで接ぎ木が可能な時期(基本的には冬期以外は可能)まで保存するために、ロウ上げと呼ぶ作業を行います。
 以下で、穂木ロウ上げの手順を紹介します。
接蝋
接蝋 穂木のロウ揚げには、接蝋と言う商品名のロウを使用します。

 本来の使用方法は接ぎ木時に、接ぎ木した場所に塗布する物ですが、私の所ではロウ揚げに使用しています。


※現在は接蝋の販売先が、廃業してしまい入手不能になっています。
穂木の準備
穂木の準備 接ぎ木に使用する枝は普通、剪定で切り取った枝を使用しますが、枝が太すぎたり細すぎたりすると、接ぎ木作業が難しくなったり、穂木の活着率が低下します。 鉛筆程度の太さの枝が、適当な太さと言われています。

 蝋上げの下準備として、剪定枝を、1〜2芽間隔で切り離しておきます。
ロウの準備
湯煎 ロウ揚げとは溶かしたロウで、穂木をコ−ティングする作業ですが、ロウを溶かす時直接火に掛けると、ロウが焦げたり最悪の場合発火する可能性があるため、お湯を沸かした鍋の中に、ロウの入った鍋を入れて湯煎して溶かします。
ロウ揚げ
ロウ揚げロウ揚げ ロウが溶けると先程準備した穂木を、2秒くらいロウに漬けて取り出せば完了です。
仕上がり
 ロウ揚げが完了すると、ロウが穂木を完全に覆ってしまうので、枝の切り口から水分が蒸発するのを抑えることが出来ます。

 後は気温によって芽が発芽しないように、冷蔵庫の野菜室で保存します。 冷蔵庫で保存すると5月上旬頃まで、接ぎ木が出来る状態で保存できます。
比較 ←この写真は、ロウ揚げ前と後の穂木の様子です。 ロウ揚げ後の穂木が、ロウで覆われている様子が分かると思います。(クリックすると拡大するので、分かり易いと思います。)
トップペ−ジに戻る