加藤農園
梨の病害虫
皮もぐり(仮称)
被害部分 皮もぐりと言う害虫はいないのですが、ヒメシンなど枝と表皮の間に潜り込み、組織を食害する虫のことを仮に皮もぐりと呼んでいます。

通常は大きな被害は無いのですが、表皮の下に潜んでいるため農薬が効きにくく、いったん発生すると完全に退治するのが難しい害虫です。
皮もぐり(仮称)の食害により剥けた表皮
皮もぐり(仮称)の被害
食害にあうと表皮が薄くはがれてしまい、手で簡単に剥けるような状態となり、表皮を剥くと食害している虫がいることもありますが、確認しただけでも4種類いるので実際はもっと種類がいる物と思われます。

余り大きな被害は無いのですが、ごくまれに細い枝が枯れてしまうこともあるので、発生しない方が良いのですが、農薬散布を減らすと発生が増える傾向があります。
被害部分 被害部分 皮もぐり(仮称)
表皮の裏側で糸を張っている様子。 時には虫を目にすることもあります。 こんな大きい虫が出てくることも有ります。
皮もぐり(仮称)は農薬の散布回数を増やせば確実に減りますが、皮もぐり(仮称)対策だけで散布回数を増やすつもりがないので園内で良く目にします。

見かけると皮を剥ぎ虫がいれば捕殺するようにしています。
虫が目につかなくても皮を剥ぐことで農薬散布の効率が上がるし、日光が当たり乾燥して虫が住みにくくなるので有る程度抑制効果があると思います。
被害部分
枝の木質部を食害している事もあります。
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