加藤農園
梨の病害虫
輪紋病
輪紋病枝病班 輪紋病の被害は、比較的最近になって目立ってきました。 一番被害が 大きい梨が西洋なしで、果実の被害が問題になっていますが、今の所日本梨では、幹や枝の被害が中心です。

 写真の様に、白いコブが枝に発生するのですが、このコブの中で菌糸が成長して、梅雨時期から初夏に掛けて、胞子をまき散らし病気を広めていきます。

 この枝病班が沢山出来ると、最悪の場合枝が枯死する事もありますし、果実へ感染する可能性もあります。

 日本梨の中でも、二十世紀系の梨は、もともと感染しやすい品種でしたが、黒斑病対策で防除回数が多かったため、今まであまり発生せず問題にならなかったのですが、黒斑病に耐性のあるゴ−ルド二十世紀等の品種では、防除回数が減った為、輪紋病の発生が問題になってきました。
 
輪紋病の対策
 輪紋病の対策としては、感染時期の適時防除が効果的ですが、完全に防ぐのは難しいのが現状です。

 また、二次感染の防止のため剪定時に、感染源となる枝病班を、削り取り保護剤を塗布しています。 枝病班を放っておくと、何年も胞子を放出して病気を広めてしまいます。

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