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さくらんぼハウス |
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さくらんぼハウスの説明 |
サクランボの収穫を、早める為と降雨による実割れ(裂果と呼びます)を防ぐ為に、1月から6月までの期間、ハウスにビニ−ルを掛けて栽培します。
以下では、ビニ−ルを掛ける様子や、さくらんぼハウスに関しての加藤農園なりの工夫を紹介します。 |
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Step 1 ☆積算気温の確認☆ |
サクランボに限らず、大抵の果物の花は一定期間の間、低温に会わないと花が咲きません、花が咲かないと当然実がなりません。
そこで、アメダスデ−タ−から計算して、低温の積算時間を調べますが、大抵1月位になります。(だから1月にビニ−ル掛けを行うのです)
連棟ハウスなので4棟分有るのですが、出来るだけ一日で作業を終わらせたい為、4人位でビニ−ル掛け作業を行います。 |
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Step 2 ☆ビニ−ルの準備☆ |
通常ハウスに使用するビニ−ルは、ハウスの大きさに合わせて、業者に加工して貰う事が多いのですが、私の所では、原反と言って加工する前の物を使用します。
原反を使用すると、サイズが合わない為に、後から余分なビニ−ルを切り取る必要がありますが、ビニ−ルの価格が、2〜3割安くなるので経費削減の為に、原反を使用しています。
実際の作業は、写真のようにロ−ル状になってるビニ−ル原反に心棒を通して少ない人数でも簡単に引っ張れる様にします |
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Step 3 ☆ビニ−ルの展開☆ |
ビニ−ルを張って行くわけですが、ココでは天井を例にして説明します、実際には横の部分にもビニ−ルを張ります。
一旦天井の谷間に、ビニ−ルを引っ張り上げます。その後、天井を覆う様に広げてやるのですが、パイプが濡れていると、ビニ−ルが引っかかり広がってくれません、又風が吹くとビニ−ルが煽られ飛ばされそうになるので、無風で晴天の日に作業を行います。
この時期は朝、雪や霜の降っている寒い時期なので、作業は大変ですが、ビニ−ルはよく滑るので、広げるのは比較的簡単に簡単に出来ます。 |
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Step 4 ☆ビニ−ルの固定(1)☆ |
展開したビニ−ルを、固定するわけですが、そこで使用するのが『ビニペット』と呼ばれるジグザグな金具です。(写真)
ハウスのパイプに、固定してあるビニペット用のレ−ルに、ビニ−ルをかましてはめ込んで、固定していきます、かなり丈夫で、通常の風くらいなら問題は有りません、台風並の風が吹くと不安ですが、台風シ−ズンにはビニ−ルを外しています。
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Step 5 ☆ビニ−ルの固定(2)☆ |
ビニ−ルハウスには、換気のため開閉する部分が有ります、そこはビニペットで固定できないため、紐を張り押さえつけて、風で煽られない様に固定してやります。
この作業で、ビニ−ル掛けの一連の作業は終わりです
せっかく張ったビニ−ルも、収穫が終わると外してしまいます、なぜならサクランボの木が高温に弱いためです、と言う事で毎年、ビニ−ルを張り替えています、結構大変ですがサクランボの為には仕方がありません。 |
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補足説明 |
収穫が終わるまで温度管理を行います、丁度天候が不安定で、気温の変動の激しい時期な為、加温や換気などこまめな温度管理が必要になります。
今は温度管理を自動で行っていますが、以前野菜のハウスで試験栽培をしていた頃は、温度管理を手動で行っていたので、非常にくたびれた記憶があります。
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