サクランボハウス加温についての説明 |
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サクランボの、早期収穫をするために開花を早める為と、サクランボの花を、低温から守るために、暖房機2台による加温を行っています。
サクランボは、寒冷地の作物なので、基本的に低温に強いのですが、花と言うか雌しべが、非常に低温に弱く、地温にさらされると、枯死してしまいます。
雌しべが無いと、当然果実が結実しないので、正確に言うと、雌しべを低温から守っています。
以下では、暖房機の設定や、加温したハウス内の様子を紹介します。 |
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燃料タンク |
暖房機の燃料タンクです、1台500リットル入ります、2台有るので当然1.000リットルほど石油が入ります。
外気温が低い時期は、一晩200リットル位燃料を、消費する事もあるので、残量のチェックはこまめに行わないといけません。
うっかり、ガス欠になると、エア−抜きが大変ですし、本当に気温の低い時は、サクランボの生育に影響が出るので、気が抜けません。 |
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年により燃料価格が大きく違うので、財布にも心臓にも負担が掛かります。 |
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親ダクトの取り付け |
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暖房機から、温風を効率よく送風するために、ビニ−ルダクトを本体に取り付けます、これはプラスッチック製のリングを、ねじで締め付けて取り付けるため、簡単に出来ます。
暖房機本体に、取り付けるダクトは、親ダクトと呼びやや大きめになっています。 |
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加温機の左右2カ所に、取り付けます。 |
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ネジで締め付けて固定します。 |
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子ダクトの取り付け |
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次ぎに、親ダクトにやや小さめの小ダクトを、取り付けるのですが、実はこれが大変難しい、やっかいな作業です。
写真の、赤い八角形のリングを使用して、取り付けを行いますが、これが知恵の輪を解く様な作業で、(この作業でははめ込むのですが)上手くいけば1,2分で終了しますが、手間取ると1時間くらいかかる事もあります。
最近は、慣れてきてだいぶん短時間で、終わる様になりました。 |
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親ダクトに切り込みを入れます。 |
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子ダクトの取り付け作業を続けると、力仕事なので、指が痛くなります。 |
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温度センサ− |
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別名サ−モスタットとも呼びます、この部分でハウス内の温度を測定して、設定温度より気温が下がると、自動的に暖房機が、運転を開始して温風を送り始めます。
まあ最終的には、温度設定によるのですが、外気温が氷点下10℃近くても、ハウス内は摂氏3℃程度は保っています |
こんな物で気温が測れるのが、不思議な気がします。 |
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補足説明 |
暖房機が稼働する時間も気温が上昇してくると少なくなってきますが、実は収穫時期には気温に関係なく暖房機を動かす事があります。
それは収穫時期に降雨が有る場合です、ハウスで密閉しているため、ハウス内の湿度が上がり直接水分に触れなくても裂果する事があるので、暖房する事により空気中の水分を蒸発させる為、結果的に湿度が下がります。 |
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加温機のバ−ナ−が止まっていても、風だけ送風することも出来ます。 |
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