品種紹介でも説明していますが、秋栄という梨は大変甘い梨ですが、熟度により梨の果実の性質が全く違ってきます。
そこで熟度と果実の性質について、説明します。 |
|
上記写真の左側の果実(完熟)を、切断したところです。 果肉が変色して一見したところ、腐っているように見えますが、これはリンゴで言うところの蜜が入った状態です。
この状態になると、他の品種の梨では味が落ちて食べられないのですが、秋栄では果実の甘さは最高になりますが、果肉が柔らかくなり日持ちが悪くなります。
一番の問題は知らない人が見ると、腐っていると勘違いされることで、販売は難しくなります。 |
|
こちらは上記写真の右側の、青い果実の切断面です。 果実が青く未熟に見えますが、種子が黒くなっているので、かなり熟度は進んでいる状態です。(未熟な種子は、白い色をしています。)
この状態では果肉がしっかりしていて、梨独特のシャリシャリした食感が味わえます。 元が甘い梨なので、食味は問題なくそこそこ日持ちもします。
|
|