加藤農園
2010年4月遅霜
2010年5月2日遅霜
月も変わり5月になったとたん遅霜が降りましたが、今回は気温が下がるのが遅く深夜ではなく朝方4時頃だったため、霜は降りる物の実質的な被害は少なかったように思います。

霜対策として今回も火を焚きましたが、もう少し早い時間に霜が降りていたら大変なことになっていた可能性もあります。
防霜対策 防霜対策 幼果に付いた煤
火を焚いている内に明るくなり、枝の霜が溶け始めたので今回の作業は終了しましたが、園内の草は霜で真っ白になっていました。 油を焚くと真上の枝や果実は、煤で真っ黒になります。 この煤は雨が降れば流れてしまいます。
温度計確認例年であればGWあけにはほぼ遅霜の心配はなくなるのですが、今年に関してはもうしばらくの間気温が気になる日が続きそうです。
2010年4月25日遅霜
油焚き準備 並べた油の缶 霧
今回は資材節約のため、一部油も焚きました。 今年は少ない霧が発生して、助かりました。
梨の開花後3度目の遅霜となりました。 今回は苦渋の選択で全園でなく限られた範囲を重点的に対策することにした。

今回は夜半から霧が薄くかかり始め、朝には山が霞む程度になったので前2回の遅霜よりは被害が少ないと思われます。
2010年4月18日遅霜
霜をかぶった花 前日に引き続き霜に襲われましたが、今回は連日の徹夜がひびき少しの間仮眠するつもりが寝込んでしまい上手く対策が出来ずに、もろに霜の被害を受けました。

霜の場合すこし成長しないと被害の全貌が見えてこないので、この先被害がどの程度になるか不安です。
梨の花も霜でバリバリになっていました。
霜害 霜の被害は低温による凍傷で、花に被害はすぐに判るのですが、花の下側にある丸い部分が果実になりますが、この部分の被害は今の時点でははっきり判りません。 霜害
花の下ろ側が黒っぽく変色しています。 花びらが霜害で落花した状態です。
防除準備 人工授粉
当面の対策として障害部分からの病原菌の侵入を防ぐため、農薬を全園に散布しておいて、最悪障害のある果実でも残しておかないと、梨の木自体に悪影響が出るので、結実を確実にするため人工授粉を行いました。

今回の霜害で対策が火を焚くだけでは不十分で、もっと確実な方法を検討しなければと考えさせられました。
2010年4月17日遅霜
霜 今年の春は気温の低い日が多く、遅霜の心配をしていましたが夜間曇りの日が続き、霜が降りることはなかったのですが、4月16日は気温が低く夕方から晴れ間が見え始めたので、警戒していましたがついに遅霜が降りてしまいました。

ここ数年霜による被害が皆無だったので、今回はショックでした。
資材運搬 資材配り 点火後の梨園
梨の花が開花後遅霜の対策として、前もって防霜用の燃焼材を園内に配っておきます。

無風で晴天の日が特に危険で、深夜0時に気温が0℃より下がり始めると、準備しておいた資材に火を付けて回ります、今回も日付が変わる頃から点火して回りました

全園に火を付けて回り火の状態を確認して歩くと、すでに夜明け近くになっていてほぼ貫徹状態となりました。
朝の様子 梨の花に積もった薄霜 明るくなり梨園にはいると、下草が白くなるくらい霜が降りていました。

梨の花や蕾にもうっすらと、霜が付いていました。

被害花 霜害は日が当たり霜が溶けた後にならないと、被害の様子が分からないのですが、今回は雌しべが低温の凍害により無くなった花が所々目に付きましたが、花が全てしおれると言った最悪の状態は回避できました。

ただ花が散り幼果が成育を始めても、GW過ぎ頃までは霜の心配をする日が続きます。
向かって右下の花の、雌しべが無くなっています。
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