江の川は中国地方最大の川で、広島県山県郡を基点として島根県に流れ日本海に抜けています。
広島県北部の三次市で、馬洗川・西城川・が合流して、三次市と安芸高田市の境界を流れ島根県江津市まで続きます。
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昔江の川は船を使った交通の要所で、中国山地から木材などの物資を船やいかだで日本海側に運び、日本海側からは塩や海産物を持って帰っていました。
行きは川を下っていくので比較的早く移動できましたが、帰りは船を江の川の両岸から馬で引っ張って移動したため非常に時間がかかったため生の海産物を持ち帰るのが難しいため、乾物の他にアンモニアが体内にあり腐敗しにくいワニ(サメ)やエイなどを運んでいたため、今でも広島県北部ではワニ(サメ)の刺身を食べています。
交通機関が発達した現在でも、昔の名残で江の川沿いには道路や鉄道が通っています。 |
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日本海側に木材を運搬した名残で、江の川沿いには木のつく地名が多く見られます。
私が住んでいるのは船木(舟木)地区ですが、昔船を造るための木を多く切り出していたため、船木という地名になったと言われています。 |
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現在は鮎が中心ですが鯉や鮠などの魚が捕れ、時にはウナギやスッポンなども捕れることもありますが、漁協により管理されているため、漁期や禁漁区なども設定されていて鑑札が無いと漁や釣りを行うと罰せられます。 |
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秋から早春にかけて天気の良い日には、江の川や支流の河川から霧が発生して周辺を覆い尽くすこともあり、特に三次盆地には霧が溜まり三次の雲海として観光名所にもなっています。 |
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