シンクイムシは、文字通り梨の芯を食害する害虫です。
食害された果実は、芯の部分が食害されているので、当然日持ちが悪くなりますし、何よりうっかり出荷すると、果実から虫が出てくるので大変です。
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シンクイムシ類による被害 |
被害果は果実の表面に、穴が開いているのでふつうは見分けられるのですが、中にはごく小さい穴をあけて、侵入していることがあり、被害果の選別が難しいこともあります。
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被害果を切断したところです。 果実の芯の部分を食害しているのが判ります。 |
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シンクイムシは外敵から身を守るために、果実の中に侵入すると思われます。 そのため有袋栽培の場合、果実の表面で食害していることもあります。 |
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シンクイムシ類の対策 |
シンクイムシの対策は、適時の防除をする事と、有袋栽培の場合は、早く袋をかける事です。
もっとも普通に栽培した場合、シンクイムシによる被害が多発することは余りありません。 ただ毎年少しは被害が出るので、油断できない害虫ではあります。
上記しましたが、出荷時に被害果を選別することが一番大事になります。 |
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